どんな料理か
マンゴーかき氷(芒果冰)は、かき氷を熟したマンゴーの角切りで覆ったものです。たいていは練乳と、マンゴーのアイスクリームかシャーベットをひとすくい加えます。土台は普通のかき氷のこともあれば、牛乳や果汁を凍らせたブロックを細かく削った雪花冰のこともあります。昔ながらのかき氷にのるタピオカ、タロイモ団子、仙草ゼリーは、たいてい入りません。
生い立ち
比較的新しいデザートで、始まりははっきりしていません。英語版ウィキペディアは正確な起源を不明とし、農家が売れ残った酸っぱい未熟のマンゴーを塩水に、次に砂糖に漬けたという話を紹介しています。この青マンゴーの漬物は「情人果」(恋人の果実)と呼ばれ、今もかき氷にのせる店があります。
多くの人が思い浮かべる生のマンゴーのかき氷は、1997年に台北の永康街で開店した冰館(Ice Monster)と結びついています。2019年の『Mirror Media』の人物記事によると、共同創業者の羅駿樺と当時の妻の張介梅がこの店でデザートを考案しました。最初のものは、かき氷にマンゴーソースと切りたてのマンゴーをのせたものでした。羅によると、上にのせるマンゴーシャーベットはほんの思いつきで加えたもので、それが各地でまねされる見た目になったそうです。『Business Today』は張介梅を「マンゴーかき氷のゴッドマザー」と呼んでいます。店の成功を受けて、通りにはマンゴーかき氷の店が十軒近く集まりました。店は2010年1月に閉店し、その後Ice Monsterのブランドは羅駿樺が引き継ぎました。
アーウィン種のマンゴー(愛文)は1954年にフロリダから台湾に持ち込まれ、1962年から台南の玉井区で栽培が奨励されました。
作り方
かき氷か雪花冰のブロックを器に削り、山のように盛ります。熟したマンゴー(たいていはアーウィン種)を角切りにして上に積みます。次に練乳をかけ、マンゴーソースを添えることも多く、最後にマンゴーのアイスクリームかシャーベットをのせるのが一般的です。玉井の有間冰舖は、香料を加えないマンゴー果汁だけを凍らせてブロックにしています。追加のトッピングは店によって違い、情人果の砂糖漬けからカスタードプリンまであります。
食べ方
マンゴーかき氷は夏のマンゴーの季節に合わせて出されます。冬は提供をやめたり休業したりする店もあり、台南の泰成水果冰店はハミウリのかき氷に切り替えます。メニューには愛文芒果冰や芒果雪花冰といった名前で載っています。少し溶かしてから、マンゴーミルクスムージーのようにストローで飲む人もいます。
台湾各地では
- 台南
- 台南東部の山あいにある玉井は、1960年代にアーウィン種マンゴーの栽培を広く始めました。今では台湾でマンゴーの代名詞といえる地名で、毎年7月にマンゴー祭りを開き、地元の店では地元産の果物を使ったマンゴーかき氷を出しています。
- 北部
- 生のマンゴーを使うスタイルが広まったのは台北の永康街です。1997年に冰館がここで開店し、ほかにも十軒近いマンゴーかき氷の店が続きました。




